青山美智子さんと言えばこの二冊!!心温まる一時をあなたへ

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始めに

こんにちは。お久しぶりですの投稿になってしまいました…

2024年になり、気持ちを新たに過ごされている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

とはいっても、1月半ばの冬ど真ん中。年末やお正月の忙しさが落ち着き、心も体もなんだか小休止…

そんなふうに思ってしまうのは私だけでしょうか?

「わかるわーなんだかこの時期、やる気スイッチが入らないんだよねぇ…」と共感してくださるそこのあなた!!今日はそんな時にほっと心が和む、癒しの物語を紹介しようと思います!小休止の時間にしっかりと癒されて、また頑張るための力になってくれますので、是非最後までお付き合いください♪

心温まる青山美智子さんの作品

SNSで見つけたことがきっかけで最近よく読んでいるのが彼女の作品です。どの作品も私たち同様、日々を迷い、悩みながら過ごす主人公たちがたくさん登場します。そんな彼らがふとしたきっかけでつながり、色んなことに気が付き、前向きな気持ちを持てるようになる、優しい作品たちです。

中でも特に、おすすめしたい作品がこちらの二冊です。

『木曜日にはココアを』(宝島社)

東京のとある街の静かな住宅街、川沿いの桜並木の先にひっそりと建っているマーブルカフェ。

自由奔放なマスターと突然店長を任されたワタル。二人がマーブルカフェを切り盛りしています。

このマーブルカフェを舞台に、来店するお客さん一人一人が主人公となる短編ストーリー仕立てになっています。

が、どのお話もつながりがあるので、短編という印象はあまりないかもしれません。しかしとても読みやすく、私たちが日々過ごしている中でもハッとさせられるようなメッセージ性があるのがポイント。

疲れた時やなんとなく思い出した時、いつでもそこにいてそっとココアを差し出してくれるような、

温かさと癒しに満ちた物語です。

2『月曜日の抹茶カフェ』(宝島社)

『木曜日にはココアを』の続編です。前作の登場人物たちも何人か登場しますが、新たに登場するメンバーもたくさん!東京と京都、二拠点を舞台に新たに始まる、人とのつながりの物語です。

個人的には、前作よりも連発される名言たちが、心に響いてやみません。

中でも最も心にグッときた名言がこちらです!

「縁っていうのはさ、種みたいなもんなんだよ。小さくても地味でも、育っていくとあでやかな花が咲いたりうまい実がなったりするんだ。種のときは想像もつかないような」(P16)

「さかのぼっていくと、繋がっている手がどこまでも無数に増えていくんだ。どの手がひとつでも離れていたら、ここにはたどりつけなかった。そんな出会いも、顔もわからない人たちが脈々と繋いできた手と手の先なんだよ」(P182)

「ひとつひとつ交わす言葉や、わずかでも顔を合わせる時間や、相手へのそのつどの思いやりや…丹誠込めて手をかけて、続いていくものなんですよ。」(P215)

どの言葉も、「人の縁」について言っているもので、私たちが日々生きていく中で最も重要な、核心を突いてくるメッセージ性の強さがたまりません!

まさに抹茶のような、濃さによって苦みや甘みが生まれる、奥深い物語です。

まとめ

いかがでしたか?寒くてひと頑張りするにも勇気がいる季節。そのきっかけをもらうのにぴったりな物語だということを、感じて頂けたでしょうか。

なんとなく力が湧かない時、是非温かいココアでも入れて上記の二冊を手にとってみてください。

きっとあなたもドキリとするような、優しくも強いメッセージにパワーをもらえるはずです。

木曜日にはココアを (宝島社文庫) [ 青山美智子 ]
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月曜日の抹茶カフェ (宝島社文庫) [ 青山 美智子 ]
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