始めに
皆さんこんにちは。久しぶりに早起きできたので、夏の朝の風を感じようと窓を開けてみたものの、、、「朝の5時でもすでに暑い!!」と、結局冷房の効いた部屋でカタカタしております、、、
もうすぐ日本の二十四節気では、大暑を迎えますね。日本の四季の中では最も暑い時期がやってくるわけです。そりゃあ朝の5時でも暑いわけですよね、、、!!
夏のイベントもいよいよ本格的になってくる頃かと思いますが、朝でも夜でも油断なさらず!素敵な夏の思い出が作れるといいですね♪
そうは言っても、毎日うだるような暑さの日々。「なかなか外出する気にはなれない」そんな気持ちになってしまうこともありますよね。
今回は、そんな時にこそ読んで頂きたい物語があります。標野凪さんの2作品です。『今宵も喫茶ドードーのキッチンで』、『こんな日は喫茶ドードーで雨宿り』でお馴染みの作家さんですね。心が動かされるような文章と、まるで絵本を読んでいるかのような可愛らしい作風に、すっかり惹かれてしまいました!
以下の2作品は、日本の自然や四季を存分に体感し、リフレッシュできるような物語です。是非最後までお付き合いください。
標野凪さん作『ネコシェフと海辺のお店』
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人生に悩める女性たちの前に突然現れる、ネコシェフと海辺のお店。「悩んでいないで、とにかく食べろ」と言わんばかりに、突然振舞われる料理に、彼女たちは戸惑いますが、一口食べてみればその美味しさといったらもう。読んでいる私自身もおなかが空いてしまうほど、美味しさが伝わってきます。
ネコシェフが振舞ってくれるのはどれも、ネコが大好きな魚料理。「ネコシェフも食べるのかい!」と思わず突っ込みたくなるようなシーンも登場し、登場するキャラクターに愛らしい一面がある、標野凪さんらしい作品だなと実感します。
でも、ほっこりするだけではないのが彼女の作風。本作でも、ネコシェフが連発する名言の数々が、魚が食膳に並ぶまでの過程、ネコの暮らし方を交えながら登場します。
ネコシェフが日本の和歌をたとえとして引き出しながら語りだすシーンも見どころです。
標野凪さん作『桜の木が見守るキャフェ』
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主人公が母から受け継いだ、キャフェチェリー・ブラッサム。日本ならではの抹茶や和菓子を堪能しながら、ゆったりくつろげる場所です。そして、第二の主人公と言えるのが、キャフェに古くから佇み、主人公たちを見守ってきたヤマザクラの木。主人公たちの様子が、客観的に語られるシーンが魅力的な標野凪さんの作品ですが、本作でも、ヤマザクラの木がその役目を担っています。
キャフェを舞台として、日々やってくる登場人物たちがそれぞれ抱える物語。ヤマザクラの木を通じて、長い年月をかけて枝を伸ばしていくヤマザクラのように、少しずつ交差し、互いに成長していくのです。
ヤマザクラだけではなく、日本の四季の感じ方や草木の特徴、育て方などが季節の移り変わりに伴って語られるシーンもあり、身近にある自然の感じ方を教えてくれます。
まとめ
いかがでしたか?読むだけで心が救われるような標野凪さんの作品ですが、自然の恵みや日本の四季を存分に感じてデトックスできるような今回の2作品の魅力を感じ取って頂けたでしょうか。毎日朝から晩まで猛暑が続き、なかなか外出する気持ちになれないこともあると思います。そんな時にこそ、2作品を読んで外でしか感じることができない日本の自然や四季の良さを知ってみるのもいいかもしれませんよ!
読んで外出するパワーを充電したら、是非、実際に自然や四季を感じられる場所に出かけてみてくださいね♪身も心もデトックスできるのではないでしょうか。
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